2022年11月27日日曜日

クリスマスの作品など

 秋晴れ。鎌倉の紅葉も見頃を迎えています。

あとひと月でクリスマス。
北原節さんからクリスマスの贈り物にもおすすめの作品が届きました。
こちらはフック・ループ&ロックのツリーとリース。
裏側にもクリスマス・クロスを使い、窓に掛けた時に外からもきれいに見えますよ。

カーベルフランスの白いツリー。
本体は発泡スチロール、毛糸や様々なオーナメントで作りました。シンプルでいて華やかなツリーです。

ハート形の口金に合わせたハートのポシェット。
左はスカルヴソムという縁どりの手法が効いた刺繍とアップリケで。右はビーズニッティングでドロップビーズが揺れるデザインです。

左のポシェットの裏側は天使のウール刺繍。あたたかみのあるデザインです。
北原さんの作品は生地や糸、素材、それぞれの手法をじっくり見ていただきたいです。

ビーズニッティングのがまぐち。かぎ針編みです。左はホールキュロスという凝った蜂の巣柄。右は虹色ビーズのリボン柄。

フック・ループ&ロックで作った小物入れ。サテンやオーガンジーなど様々な生地を使っています。

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洋裁教室では、私のリクエストでお客様に完成した作品を着て見せていただきました。
よくお似合いのアクセサリーはお友達の手づくりです。

同じパターンで生地とデザインを少し変えて2着目も完成。衿ぐりのあきやサイズ感がぴったり。

袖口とポケットにプリント生地を使い、楽しいアクセントになりました。

こちらのお客様は綿花を育てて糸を紡いでいて、私も少し挑戦させてもらいました。いずれ織って形にしたいそうです。のんびりと豊かな時間ですね。

次のワンピースにする生地は、柄に合わせて少し刺繍をしてみては、ということになり早速始めました。これものんびりと、完成が楽しみです。

続いて、着物からワンピースを作られているお客様。
今回は肩線にタックをとり、両脇にたっぷりマチを入れて落ち感のある素材に合ったきれいなシルエットがでました。

動いた時にマチにある紋がチラッと見えます。

元の着物と同じ位置にファスナーをつけました。
基本のパターンから、毎回お客様のアイデアで新しいデザインが生まれています。

それぞれのお客様らしい洋服が一つひとつ出来上がって、素敵に着こなしていらしてとても嬉しく思います。
ご希望に応じたお手伝いをするマンツーマンのレッスンです。見学などお気軽にご相談ください。

2022年10月28日金曜日

秋のいろいろ

日差しも柔らかく、歩くのが気持ち良い季節です。スカーフやニットのほつれを直して秋冬服の準備をしました。

Nokkaさんのバッグ。リネンのプリント生地にビンテージのレースを飾りました。ハンドステッチやアップリケも。

こちらはウールのクマブローチ。子どもが描いた絵のよう、柔らかな手ざわりも和みます。

洋裁教室では、素敵な綿ツィードでロングカーディガンを作られました。やや厚手で少し大変でしたが、きれいに完成しました。一枚あると便利なはおりものです。

今回はソーイングの本を少しアレンジしました。生地探しを楽しまれているご様子で、新しい生地や本の情報も教えていただいています。

いつもセンスの良いお便りをくださるお客様から、千駄木のフリュウ・ギャラリーで手紙をテーマにした文文展(ふみふみてん)2022に参加されるとのお知らせをいただきました。
お手製のカード、布で出来た花瓶に挿したお花は取り出せてラベンダーの香りがついていました。

オーダーではコートと喪服のワンピースをお客様のお持ちの生地で作ります。
喪服はかっちりしたスーツやツーピースが多く、デザインが古かったりサイズが合わなくなっていることも。自分に合った一着があると安心ですね。




2022年9月11日日曜日

通常営業に戻りました

夏休みも終わり、ゆっくりですが通常営業に戻っています。
9/11は16:30までの営業となります。

この夏から教室に通われているお客様、浴衣と着物からワンピースを3着完成されました。
袖と衿を上手に使って、エプロンやケープも作られましたよ。

こちらのお客様のように、作りたい洋服の型紙の作成をご依頼いただき、縫製から教室で行うことも出来ます。
お気軽にご相談ください。

織り柄の入ったドットプリント生地のワンピースは、手書きのデザイン画からお作りしました。
絵から作る過程も楽しく、仮縫いをして丁寧に仕上げました。

お客様とご一緒にいらしたお母様が、長く大切にされていたイタリア製の生地をお持ちになりました。
今の生活スタイルに合った、カジュアルに着られるコートを作ることになりました。

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現在三菱一号館美術館にて開催中の、ガブリエル・シャネル展に行ってきました。
今回はデザイナー本人の残した約100年前から50年前までのドレスを中心にじっくりと見ることができました。

リトル・ブラック・ドレス、ツィードやジャージーのスーツ。シンプルな美しさは時代を越えて今も新鮮に映ります。

一枚目の写真は緑豊かな中庭です。

2022年7月17日日曜日

夏休みのお知らせ

今年も8月の1か月間はお店の夏休みをいただきます。
洋裁教室とオーダーのお客様はご予約にて承りますので、メールまたはお電話にてご連絡ください。


虫除けについて相談したら、乾燥させて使ってとお庭のハーブをたくさん摘んできてくださいました。素敵な緑のブーケ、しばらく飾ってみました。

春から洋裁教室にいらしているお客様が一作目を完成されました。
気に入っているワンピースをアレンジして、サイズもぴったりでよく似合う一着が出来ました。次は少しデザインを変えて作ります。

浴衣を縫われていたお客様も完成されました。
いただいた反物なのでいつか自分で仕立てたかったとのこと。着た時に見える部分は手縫いで丁寧に仕上げています。

今回使った本をいただきました。和裁について大変勉強になりました。

そしてお友達をご紹介いただき、着物リメイクをすることに。踊りをされていて日常的に和服を着ていらっしゃる方です。まずは浴衣をワンピースにします。

オーダーでは白い麻のパンツを作りました。
夏服はインナーが響かないよう気を使う点も多いですが、ゴムを使わず体型に合わせて仕立てた服はやはりきれいだなと思います。

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時々作りたくなるくまのぬいぐるみ。ワンピースを作ったハギレでウールの2体が出来ました。

閉店後に海まで散歩。
皆様よい夏をお過ごしください。

2022年6月5日日曜日

作品のご紹介

今年も5月はバラをたくさん楽しみました。あちこちでアジサイも咲き始め、鎌倉のアジサイの季節も間もなくです。

Fukuさんのソーイングバスケット、ご注文のミモザのタイプが届きました。
底板のしっかり入った、お裁縫道具やミシン糸を収納出来る小物入れです。

後ろ側は緑色のつぼみのこれから咲く枝になっていて、脇までぐるりと刺繍が入っていますよ。

こちらはリネンのコインケース。またはミニポーチとしても。
刺繍はエリゲロン、リンゴ、ヒメツルソバ、すみれ。

ファスナーあきで、内側も丁寧にキルティングされています。

続いてNokkaさんのバッグ。
イギリスのヴィンテージのプリント生地、レースを使いました。ラフなハトメと持ち手も楽しいバランスです。

くまのブローチも少し追加になりました。


都内から鎌倉のお菓子教室に通われているお客様よりエプロンのご依頼がありました。
生地も製作も鎌倉で。あれこれやりとりしながらの生地やテープ探しも楽しんでいただけたらと思います。

リハビリ用のスカートとパンツ、必要な機能を相談して生地選びからおまかせで作ります。こちらはリネンのニット。シンプルなスカートも、ご希望にしっかり応えていきたいと思います。

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バラ散策の横浜で、山手234番館にある1908年製のシンガーミシンを見ることが出来ました。
横浜の博物館や資料館にはミシンや洋装化の歴史に関するものも多く、興味深いです。




2022年5月8日日曜日

オーダーのお洋服など

今年の大型連休は鎌倉も久しぶりの賑わいのようです。新緑まぶしい季節です。

お客様のお母様が大切にされていたレース生地は夏のワンピースになりました。
幅のせまい生地ですが、ふわっと裾に向かって広がったシルエットになるようデザインしました。
後ろファスナーあきのカシュクール風で、共布の幅広ベルトを結べばよりエレガントな雰囲気です。

きれいなパープルの麻は、先日作ったブラウスとセットで着られるパンツを作りました。
ウエスト周りをすっきりさせたいとのご希望でゴムを入れないので、ぴったりで楽に着られる型紙を作り微調整しながら使っています。今回は裾に向かってややゆったりにしました。


リバティ生地を組み合わせたブラウスは、洋裁教室のお客様がお嬢さんに2枚目を制作中。お客様から参考になる素敵なソーイング本を教えてもらうことも多いです。
こちらで洋裁を始められて数年、好きな生地や本を選び、服作りを楽しまれています。

続いては最近始められた方の一着目です。
鎌倉にお住まいの作家・角野栄子さんのような、自分に似合う服を手作りしたいとのこと。
渋めのチョコミント色のコットンで、お気に入りのワンピースから型紙をとりアレンジして作っています。

浴衣をミシンで縫いたいというお客様もいらっしゃいました。
和裁はあまり経験がありませんが、和服の機能的な構造に驚くことがたくさん。ミシンで仕立てて気軽に着られることはいいですね。

洋裁教室ではマンツーマンで作りたいものを一緒に作業し進めていきます。お気軽にご相談ください。
8月の夏休み期間は戸塚で開催予定です。